グルームヘイブン
町の成り立ちと現状
グルームヘイブンは、やすなりとレモラとレーヅが拠点とする町で、この町の発展は物語の核となる部分です。
町の成り立ち
グルームヘイブンは、逃亡奴隷、流浪者、失意の冒険者が自然に島へ流れ着き、自然発生的に形成された集落です。 誰かが計画したわけではなく、生存のために最低限のインフラを構築し、物理的に「町」の形を持つ程度の規模に成長しました。
吹き溜まりの町
グルームヘイブンは、どこかの領地でもなく、目立った資源もない「吹き溜まり」です。その代わり、妖怪の脅威がほとんどないという、魔界では貴重な特徴を持っています。
行き場を失った人々が最後に流れ着く場所。それがこの町です。
島の地理
- 孤島: 端から端まで徒歩で半日ほどの、中規模の孤島にあります。
- 大陸との距離: 港町ラディエールのある大陸までは、泳いで渡れるほどの距離。ただし物資や子ども・老人、大人数を運ぶには船が欠かせません。
- 町: 島の中心に位置し、住居や本部が集まっています。
- キングブラクの森: 町のすぐ隣に広がる森。瘴気で変異した植物が生い茂り、薬草シャドウブルームの群生地があります。中級妖怪キングブラクが棲みついています。
物語開始時の問題点
- 統治者がおらず、住民同士の協力意識が極端に薄い。
- 住民数は20〜30人程度で、全員が自分たちの生活を維持するだけで精一杯。
- 経済は機能しておらず、自給自足で暮らしている。町としてのまとまりに欠け、寂れた雰囲気。
町の発展の歩み
第1段階 生存(第1〜3章)
やすなりたちは森での物資調達、建物の修復、食料の分配、妖怪からの防衛を少しずつ積み重ねていきます。無気力だった住民の中に、協力しようという意識が芽生え始めます。
第2段階 基盤構築(第4〜6章)
- 本部: 使われていなかった古い建物を修復し、統治の拠点とします。
- 交易船と船継場: 座礁していた海賊船を交易船に改修し、大陸・ラディエール方面への船継場を整備します。
- 農園: 未整備の区画を開墾し、ヴァリッシュ・ポッドを中心とした小規模な農園を作ります。
第3段階 発展(第7〜9章)
- 労働力の派遣: ラディエールに事務所を構え、住民の労働力を売って資金を得ます。
- インフラ: 住居の建設・修復、井戸、農地改良、加工場の整備が進みます。
- 報酬制度と自警: 働きに応じた分配の仕組みが生まれ、住民による自警活動も始まります。
- 難民の受け入れ: 医師や元軍人を迎え入れる一方で、財政の問題も抱えることになります。
第4段階 自立と摩擦(第10〜11章)
- 南部船継場: 島の南部に新たな船継場を建設し、エルマント村方面への航路を開きます。
- 鉄鉱石ビジネス: 鉄鉱石を仕入れて加工し、ラディエールへ売る新たな産業に乗り出します。
- ブライトシールド隊: 元王国軍将校アルドを隊長に、町を守る防衛部隊が結成されます。
町が大きくなるほど、周辺の勢力との関わりも避けられなくなっていきます。
主な住民と役割
- ユシル: 統治者。町の方針決定、住民の調整、交渉を担う。
- レモラ: 警備と戦闘、自警活動の中心。
- レーヅ: 新薬の開発、資源管理、技術計画。
- バルドン: 本部や船継場などのインフラ整備、加工場。
- ティモール: 交易船の船長、交易と輸送。
- クレイヴ: 農業指導と農園の運営。
- アルド: ブライトシールド隊の隊長、町の防衛と交易路の護衛。
- レイナ: 医師。町の医療体制を支える。
その他の住民については登場人物のページをご覧ください。
統治者ユシル
物語の序盤、やすなりたちは町をまとめる存在が必要だと感じ始めます。そこで出会ったのが、難民キャンプで人々をまとめていた少女ユシルです。
第3章でグルームヘイブンに迎えられたユシルは、水の供給や住民間の対立、資金の確保といった町の課題を次々と解決し、住民たちの信頼を得ていきます。
やすなりたちはリーダーではなく、あくまで島の住民の一員として、ユシルと共に町を支えていきます。