ユシル(Yusil)
外見: 青紫の長い髪に青い瞳。冷静で知的な雰囲気を持つ少女。身だしなみを整え清潔感があるが、心の中ではどこか孤独や恐怖を感じている。
性格
- 才能や知識が非常に優れているが、他人と深く関わることに苦手意識を持つ。
- 冷静すぎる一面があり、感情を表に出すことが少ない。
- 強い責任感を持つが、他人に頼ることをためらい、一人で抱え込むことが多い。
- 自分の判断ミスで誰かを失うことを、何よりも恐れている。
喋り方
一人称は「わたくし」。基本はです・ます調で、論理的に話す。感情が乗った時や強く言い切る時だけ、「〜ですわ」「〜ますわよ」と育ちのよさが滲む口調になる。
- 「わたくしは、この町の現状を理解しています」
- 「あの女以上に狡猾に動く必要がありますわ」
背景
父セオドリックは、カルディナ自治区の官僚だった。しかし紛争によって父と生き別れ、家は没落。ユシルは孤児として苦しい生活を送ることになる。
流浪の末に辿り着いたのは、アストリア近郊の難民キャンプだった。
グルームヘイブンへ(第3章)
町をまとめる人材を探していたやすなりたちは、難民キャンプで難民たちをまとめるユシルの姿を目撃する。
キャンプは壊滅寸前で、ユシル自身も危機に瀕していた。レーヅの勧誘は、彼女にとって生き延びるための現実的な選択でもあった。こうしてユシルはグルームヘイブンに迎えられ、町の統治者となる。
ユシルの才能の発揮
統治者不在だった町で、ユシルは住民たちの間の問題を次々と解決していく。
具体例
- 水の供給問題の整理と、簡易的な貯水施設の建設。
- 逃亡者の受け入れ方針を明確化し、住民間の軋轢を解消。
- 防衛と本部設置で対立するレモラとレーヅを調停し、両方を並行して進める。
- 絶望していた建築家バルドンを、自らの経験を語って説得。
- 売れる資源のない町の資金源として、「住民の労働力を売る」ことを発案。
- 働いた分だけ食料や物資が分配される報酬制度を導入。
こうした積み重ねの中で、住民たちから「頼れる存在」として少しずつ認められていく。
統治者としての試練
町が大きくなるほど、住民同士の対立、密輸組織との駆け引き、周辺勢力との交渉など、統治者として向き合う問題も大きくなっていく。
また、物語の中で、生き別れた父の消息もユシルの前に現れることになる。
町の発展とユシル
初期段階
町の課題を分析し、具体的な指針を打ち出す。本部の修復を主導し、最低限の統治機能を確立する。
中期段階
交易船、農業、労働力の派遣、鉄鉱石の加工と、新たな収入源を次々に生み出し、町の規模を拡大する。
その先へ
外部からの干渉に屈しない、自立した町を目指していく。