登場人物:無料野 安成(ただの やすなり)
職業:ホームレス

プロフィール
名前: 無料野 安成(ただの やすなり)
職業: ホームレス
年齢: 不明(中学生時代から時が止まっている)
性別: 男性
外見: 坊主頭で小柄。粗末な暗い色の服に、飄々とした表情
一人称: 俺
肩書き: グレートホームレス(伝説のホームレス)
人物概要
やすなりは、かつて普通の少年だった。中学時代、学校の倉庫に忍び込んだ際に誤って火事を起こしてしまい、それをきっかけに家を出て、ホームレス生活を始めることになる。
その後、魔王ベルゼブブの眷属であるファントムによって「ベルゼブブの因子」を植え付けられ、社会から存在を消されてしまう。以来、やすなりは人々から「ただのホームレス」としてしか認識されず、彼が何者なのかを知る者はいない。
性格
行動原理は「生き延びること」。長いホームレス生活の中で、ただ生き延びるためだけに生きてきた。
飄々としていて流されやすく、自分から何かを主張することはほとんどない。口数は少なく、返事は「ああ」「わかった」「別に」といった短いものばかり。
考えていないのではなく、考えても言葉にする習慣がない。それが、やすなりという人間の在り方である。
ベルゼブブの因子
やすなりの体に宿るのは、魔王ベルゼブブに由来する魔力因子。
因子は人間に植え付けることができるが、適合しなければ自我の喪失や拒絶反応、最悪の場合は死に至る。人間界の人間はほぼ適合しないとされる中、やすなりはこの因子に適合した。
その結果、ヤクザと渡り合えるほどの異常な戦闘力を得て、人間界では都市伝説のように噂される存在となった。
見えない存在
因子の副作用により、やすなりは人間界の人々から「ただのホームレス」としか認識されず、記憶にも残らない。誰の目にも映っているのに、誰にも覚えられていない存在である。
ただし、この作用は魔界の人間には効かない。魔界に渡ったやすなりは、生まれて初めて、人から名前を呼ばれることになる。
因子の解放と固有技
物語の序盤、ファントムによって因子の力の一部が解放され、やすなりは以下の固有技を習得する。
- 蛆虫マシンガン: 無数の蛆虫を高速で発生させ、敵に向かって一斉に飛ばす技。蛆虫は敵に執拗にまとわりつき、ダメージを与えるだけでなく動きも封じ込める。
- ゲロブレス: 腐敗した魔力を含む呪いのゲロを吹きかける技。敵を腐食させて戦闘力を下げ、身体機能を一時的に麻痺させる。
- 蝿煙: 闇の煙で敵を包み込む技。視界を奪って動きを鈍らせ、蝿の群れが敵を囲む。煙の中ではやすなりの姿が見えにくくなり、ステルス攻撃が可能になる。
因子の力は、ここで終わりではない。物語が進むにつれ、やすなりの中で因子は少しずつ変化していく。
過去と謎
なぜファントムはやすなりを選んだのか。なぜ彼だけが因子に適合したのか。そして、なぜ魔界へ送り込まれたのか。
やすなりの過去と力の源、そして魔王ベルゼブブとの関係は、物語の中で少しずつ明らかになっていく。
物語での役割
魔界に渡った当初のやすなりは、仲間の後を流されるようについていくだけの存在だった。
しかしグルームヘイブンで名前を呼ばれ、仕事を任され、仲間と共に町を立て直していく中で、「ここにいていい」と扱われることへの戸惑いを抱えながら、少しずつ変わっていく。
社会から消されていた男が、自分の意志で「ここにいる」と言えるようになるまで。それが、やすなりの物語である。
特徴と能力
- ベルゼブブの因子: 魔王由来の因子が身体を強化し、人間離れした体力と戦闘力をもたらしている。
- 都市伝説: 人間界では「伝説のホームレス」として噂されるが、誰もその正体を覚えていない。
- 戦闘能力: 直感的な戦闘スタイルで敵を圧倒する。物語序盤では戦闘や力仕事を担当する。
- 認識の希薄化: 人間界の人間からは記憶に残らない。魔界の人間には効かない。