世界観

魔界と人間界

かつて魔界と人間界はひとつの世界であり、妖怪は人間を捕食していました。
やがて二つの世界は分かたれ、人間界は現代文明へ、魔界は妖怪が棲む瘴気の世界として、それぞれ独自の歩みを進めることになります。
やすなりが暮らしていた人間界の都市は、架空都市「平成神宮」。魔界と人間界の時間の流れは同じです。

魔界の人々

魔界にも人間が暮らしています。瘴気の薄い場所には人間の都市や町、村が築かれ、港町の交易、領主による統治、商人ギルド、傭兵団や野盗など、人の営みが広がっています。
魔界の人々は、微弱な瘴気であればある程度の耐性を持っています。

瘴気

瘴気は魔界特有のエネルギーであり、妖怪の存在と力の源です。

  • 人間への影響: 濃い瘴気は体力を奪い、命の危険をもたらすほか、恐怖や絶望を増幅して理性を奪います。人間界の人間には耐性がほとんどありません。
  • 環境への影響: 瘴気を吸収した動植物は変異し、時に妖怪と化します。
  • 妖怪との関係: 瘴気が濃いほど妖怪は強力になります。強力な妖怪ほど濃い瘴気の中でなければ存在を保てず、瘴気の薄い場所では弱体化します。
  • 人の暮らし: 瘴気の濃い場所は妖怪の巣窟となり、人は住めません。反対に瘴気の薄い場所には妖怪が現れにくく、人間の拠点が集まっています。

魔力因子

妖怪が瘴気を吸収し、体内で変換して生み出すエネルギー源。妖怪の活動や成長の源となり、生み出した妖怪ごとに異なる性質を持ちます。
魔力因子は人間に植え付けることもできますが、適合しなければ自我の喪失や拒絶反応を起こし、最悪の場合は死に至ります。強力な妖怪の因子ほど、適合できる者は少なくなります。
レーヅが王都で研究していた人造生命体「オニ」も、この魔力因子を核として作られたものです。

妖怪

魔界に棲む存在。低級から中級、上級へと成長し、強力な個体ほど瘴気の濃い場所を好みます。
キングブラクの森の主「キングブラク」、グルームヘイブンを襲った「ロヅナァ」など、各地にさまざまな妖怪が生息しています。

妖魔街と魔王

魔界には、妖怪の中でもとりわけ強大な存在である「魔王」が潜んでいます。
「妖魔街」とは、魔王たちが拠点とする5つの塔の総称です。街の名が付いていますが一か所に集まっているわけではなく、塔は魔界の各地にばらばらに点在しています。
塔の周辺は瘴気が極めて濃く、妖怪を生み出す危険地帯です。しかし魔王自身は塔の中にこもり、人の世界に直接手を出すことはありません。塔に近づきさえしなければ共存できる。それが魔界の人々の常識です。

やすなりに因子を植え付けた「ファントム」は、魔王ベルゼブブに仕える眷属です。

境界トンネル

魔界と人間界を繋ぐ通り道。常にどこかに開いているものではなく、開くには膨大なエネルギーが必要とされます。
やすなりが通ったトンネルは、何らかの要因で偶然に開いていた場所でした。境界が開いている間は魔界の瘴気が人間界へ漏れ出し、耐性のない人々を凶暴化させてしまいます。

通貨と経済

魔界の共通通貨は「ドラム(Drum)」です。
交易の中心は港町ラディエール。領主が治める土地の税収、商人ギルドによる自治、紛争地の資源をめぐる駆け引きなど、グルームヘイブンの発展は魔界の経済と深く関わっていきます。

魔界の植物・作物

  • シャドウブルーム: 瘴気によって突然変異した黒い花弁の植物。瘴気の濃い地域にだけ自生し、瘴気を吸って育ちます。薬やアイテムの材料になりますが、採取は危険を伴います。
  • ヴァリッシュ・ポッド: 魔界の環境に適応した豆鞘型の作物。短期間で育ち、栄養価が高い。

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